ご当地カレー三重「東洋軒プレミアムブラックカレー」を食べてみた

   

ご当地レトルトカレー感想 051食目「伊勢志摩サミット開催記念:松阪牛の最高級カレーを食す」

伊勢志摩

伊勢志摩サミット開催を受けて、ご当地三重県のカレーを食べたかったのですが、なかなか買いに行けず、

結局閉幕してからギリギリでアンテナショップに飛び込むことになりました。

 

三重は松阪牛の産地です。カレーも松阪牛を使ったものが数多くありましたが、

せっかくなので日本橋のアンテナショップ三重テラスで一番高級なカレーを食べることにしました。

それが三重県のご当地レトルトカレー「東洋軒プレミアムブラックカレー」です。

オバマ大統領の広島訪問など歴史的な出来事もあった1日でしたが、

こちらのカレーはこのブログの歴史になるのでしょうか、051食目の紹介です。

 

パッケージ「松阪牛100%使用。過去レトルトカレー最高額2,000円のプレミアム感」

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カレーではなく肉を主張する、ブラックでプレミアムなパッケージ。

100%の文字が踊ります。牛肉の最高峰である松阪牛を100%となればプレミアム感満載です。

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裏面には東洋軒の歴史が書かれています。かの伊東博文や閣僚の勧めもあり明治30年に「東洋軒」の名で始まった西洋料理店のようです。

全国的に高名だった陶芸家の川喜田半泥子氏(読みわかんねえ)が「黒いカレー食べたい」と言ったことで、

東洋軒の初代猪俣重勝氏が松阪牛を100%使って一生懸命作ったらしいです。

陶芸家すごいし、「黒いカレー食べたい」って発想はなかなか浮かばないですよね。

芸術家のセンスはわかりません。まあ世の中にはピンク色のカレーもありますけど。

 

とりあえず、一般的なご当地カレーの4倍、普通のレトルトカレーの20倍という値段のカレー、期待しながらいただきます。

 

実食・感想「もはや芸術。安定感がありバランスのとれたカレーの頂点」

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見事な黒。これまでのカレー経験から、旨味の油膜が張っているようなカレーが美味かったのですが、

このカレーにはそれが見当たりません。この辺りで少し不安でしたが杞憂に終わりました。

一口ルーを食べれば牛肉の旨味なのか、その他の具材の旨味なのか、

とにかくこれがカレーのコクだと言わんばかりの深みのあるルーが味わえます。

レトルトの域ははるかに超え、高級西洋料理店のカレーと言われてもおかしくありません。

 

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具材は玉ねぎが印象的でした。

家庭的なカレーとは一線を画すもので、切り方は薄切り、

あえて家のカレーに例えるなら1.5日目のカレーのように、シャキシャキ感とトロトロ感の中間くらいの食感で、

素材を生かしつつ名脇役に徹する、そんな心意気が感じられます。

 

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そして肝心の松阪牛には舌鼓を打つしかありません。

基本的には薄切りになっていますが、中には角切りに近いものもあり、

そして具材のボリュームもかなり多めです。

 

そしてやはり他のビーフカレーとの違いは、赤身と脂身が一体となった霜降りの肉質でしょうか。

決して柔らかくてトロトロではないのですが、固すぎもせず、

噛みしめるほどに肉の旨味が広がって、それが飲み込むまでエンドレスに続くんですよね。

 

どうしてもレトルトの肉となると、旨味といったものが途中で無くなってしまい、

パサパサとした食感になりがちですが、このカレーの牛肉はそれが一切ありません。

本当にいつまでたっても旨味が残り続ける不思議な現象が起こってしまいます。

 

脂身と赤身が明確に分かれているような肉はないのですが、

それが逆に安定した旨味を供給し続ける、まさに至高の肉と言えるでしょう。

逆に言えば、味や食感の変化が少ないという欠点はありますが、

それを補ってあまりあるカレーとなっていました。

 

そういえば、食べてる間に辛さをあまり意識しなかったのですが、

辛さとしては程よい中辛といったところでしょう。

何より松阪牛の旨味が溶け出したルーの感動にふけってしまってそういう雑念? は失われてしまいました。

プレミアムの名に恥じない、安定感のある旨さが体験できるカレーです。ごちそうさまでした。

 

データ

  • 販売者 :株式会社 東洋軒
  • 内容量 :220g
  • カロリー:記載なし
  • 辛さ  :★★☆☆☆(※個人的な評価です ★2個で普通の中辛をイメージしてます)
  • 価格  :2160円(税込) ※購入時

 

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