ご当地カレー北海道「五島軒函館カレー中辛」を食べてみた
2016/04/29
目次
ご当地レトルトカレー感想 016食目「洋食屋カレーと思いきやとても家庭的な味」
今回もまた北海道。やっぱり地元北海道が多めになってしまいますが、ご当地レトルトカレー016食目は北の文明開化「五島軒函館カレー 中辛」を食します。これもアンテナショップではなく近所のスーパーで買いました。
ご当地レトルトカレーに興味がなかった頃もパッケージは目にしていたのですが、どうしても価格の面で買う気になれずだったのですが、今まで食べなかったことを後悔した一品です。それでは感想をどうぞ。
パッケージ「歴史を感じさせる洗練されたデザインとパウチまでのこだわり」
シンプルな白地のパッケージに、紺色のロゴとおしゃれな店舗の写真が載っています。本店は国登録有形文化財指定建物という称号が与えられていて、Since1879と書かれています140年近い歴史があります。北方の開拓使が置かれたのが1869年〜1882年(Wikipedia調べ)とのことですから、本当に北海道と同じくらいの歴史がある老舗のようです。
パッケージ裏には自社工場の写真が掲載され、製造に対する真摯な姿勢が感じられます。
パウチまでなかなかかっこいい。パウチの裏面には作り方も書かれています。ご当地レトルトカレーは大抵簡素なパウチであることが多いのですが、きちんと自社工場を持って全国に売り出している人気商品のためか、大手食品会社に負けない力の入れようが伺えます。
そしてパウチの感触でカレールーの具合を確かめるのもなかなか楽しくなってきました。僕好みのドロドロ固めなルーで温めても引っかかってなかなか注げないのではないかと思うくらいが期待できます。それでは熱湯で温めていただきます。
実食・感想「老舗の洋食屋アピールと裏腹、まるで家カレーを食べるよう」
写真では具材が奥の方に寄ってしまいましたが、見た目からして具材がゴロゴロと入っていて美味そうなカレーです。パウチを触った時の期待通り、なかなか出てこないドロドロルーで、大きな具材も引っかかってなかなか焦らしてくれました。
香りからしても、見た目からしても、ザ・カレーといった感じでルーを一口いただくと、もうその予想は確信に変わる。本当にカレーとして美味いんですよ。
レトルトの感じは一切なく、本当にカレールーを買ってきて、少なめの水で作った手作り感が半端ない。工場の写真はパッケージにあったけれど「真心込めて」の部分が感じられる手作り感
そして具材の大きさと種類もまさに家カレー風。さすがに切り方はレトルトっぽい角切りですが、家庭で食べるカレーのじゃがいもや人参のホクホク感、玉ねぎは完全に溶け込んでしまっていますが、これだけで十分満足です。
それに加えて、やはりカレーといえば角切りの豚肉! うちの実家のカレーも豚肉は基本大き目の角切りにするので懐かしい感じがします。ただやはりどうしても大きく切り過ぎてしまうと食べ応えがあってそれはそれで良いのですが、場所によっては固かったり、中まで味が染み込まずパサパサしてしまう時もありますよね。でもこのカレーにはその感じがなく、舌でも崩れるくらいの柔らかさになっています。
脂身のところは特にとろける美味さです。まあさすがに完璧とまではいかず、レトルト肉感も多少は残るのですが、そこを差し引いても、やっぱり美味い角切り肉です。
いずれにしても、レトルトのくせに家カレーに非常に近い味わいがあって、辛さも程よい中辛。店の名前を冠したカレーでしたけど、ここまで家庭的な味を再現しているとは思いませんでした。全国区になることもうなずけます。
家のカレーは、その家によって様々だとは思いますが、市販のルーでの作り方に準じた方法で作ったカレーであれば非常に近い味を出していると思うので、特に新年度、親元を離れて新しい生活で自炊などもままならない新大学生や新社会人、普段から家庭の味に飢えている独り暮らしの方にお勧めできます。確かに普通のレトルトよりは高いけれど、カレーチェーン店などで食べるのと同じくらいか、下手したら安くつくくらい。
少なくとも都内のコンビニやスーパーでは見かけるので、ご当地カレー入門としても最適な一品だと思います。ごちそうさまでした。
データ
- 製造者 :株式会社 五島軒 HGK2
- 内容量 :200g
- カロリー:記載なし
- 辛さ :★★☆☆☆(※個人的な評価です ★2個で普通の中辛をイメージしてます)
- 価格 :360円くらい?(税込) ※またもレシート紛失……スーパーとかで買う時に注意せねば。
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店舗
※近所のスーパーで買いました。